第104回 世代間交流と人材活性化
第104回:「近郊都市から若者が仕掛ける地域コミュニティづくり」

第104回:「近郊都市から若者が仕掛ける地域コミュニティづくり」

2017年3月15日(火)午後7時から「地域で活躍する人と情報が集まる場をどうつくるのか?」「エピテックの活動を知りたい!」と、経営者、公益法人職員、システムエンジニア、ビジネスパーソン、中小企業診断士、大学生、高校生、市民メディアプロデューサーなど14名が集い、対話しました。(感謝!) 詳細はこちら

◎第104回:「近郊都市から若者が仕掛ける地域コミュニティづくり
                ~世代間交流の促進が地域を自立させる~」
  ☆ゲストスピーチ&質疑応答  藤川 遼介さん(ふじかわ・りょうすけ)さん
          <(株)APITEC(エピテック)代表>http://apitec.jp
        

人結びの場
【自己紹介】
 起業して3年。地方創生のバブルが弾けた際、地域の差別化ができていない状態になることが予測されることに危機を感じています。

 自分の活動のベースは、ビジネスとして株式会社エピテック代表取締役社長。任意団体エピテック代表。一般社団法人リバースプロジェクトCGL研究員。東京農業大学国際食料情報学部卒業後、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA取得)しました。
 大学時代の20歳の頃から地域での活動を始め、卒業後は大学院でも学びながら、多くの地域に関わってきました。5つの者を示すとしたら、1.人格者2.設計者3.研究者4.教育者5.経営者の順でありたいです。本来は、経営者である以上、5を大切にしないといけないのですが、感情を重んじてしまい、このセンスがないことに日々葛藤しています。

 「私は、都心部郊外の地方を何とかしていきたい。みんなが住みたい社会のために、プロセスと研究を重ねながら、テーマコミュニティ形成による縁を繋いでいます。拠点を活かしたコミュニティ形成から市民参加型プロジェクトを持続的に展開して、定住人口促進活動をして集落に入る人と連携して都心部から日帰り圏内で東京ではできない経験をする縁を繋いでいます。私の掲げるまちづくりは、“市民と小さなことを積み重ねる持続的なプロジェクト”です。

【地域事例紹介】(学部生時代から社会人まで)

①岩手県二戸市<時代に合わせたスタイルで提唱する伝統文化の後継者育成>
2011震災を機に大学の先輩とコンタクトを取り、交流を深めた地域です。地域コミュニティを研究しようと思えた場でもあります。

②山形県朝日町<自然の恵みをきっかけに生み出すブランド育成のまち>
2012<地方部の市町村のニーズに合わせた自治体Webのコンセプトデザイン設計>  外の人の目でWebコンテンツのレイアウトを考え、自治体Webのデザイン設計を担当。  全国の自治体Webを閲覧し、ヒアリング調査と住民アンケートを経て、デザイン提案。

 2015<りんごブランドを活かした非主流のまちおこしの普及提案>
「地域振興サポート会社まよひが企画」が、地域で活動を行いたいという若者向けの研修にニーズの合う人を送り込みました。

③富山県砺波市<郷土文化保全の根本となる食を通じた健康ライフの浸透>
2013 若者と地域市民における世代間交流を通じた地域デザインを考案 
2015 富山の食文化を保全する農家レストランへの調査訪問


④栃木県那須塩原市<次世代の市民を育成する若手の意見を取り入れる市民自治>
2014 自らのまちを自ら考える市民自治の先駆けオンライン市民投票の実施を通じた地域デザイン。
2015 <自らのまちを自ら考える市民自治の先駆けまちづくり市民組織設立に向けたサポート業務の実施>をしました。

⑤茨城県筑西市<都心部日帰り圏内の農村地域を活かした健康と教育に特化した日常のブランド化>
2015 都心部日帰りエリアの農村地域における農的空間を最大限に活かした健康的な日常生活の普及活動として、イベントを実施。
2016 学業優先の地域おこし協力体制度の日本初導入。など多数あります。

【学生団体エピテックの取り組み】
 学生が考えたプロジェクトを学生の判断で行動してもらっています。必要に応じて、株式会社がサポートする体制を整えることで、地域の現場で自ら考え、行動する学生を増やすことを目的としています!地域で学び、地域に還す~共感から実行へ~がテーマ。学生が、育ちます!輝きます!結果を残します!社会に貢献します!何より、人に愛されます!

 井上波佳さんは、栃木県那須塩原市で、地元のために、地域のためにガールではなく、レディができることを広めたい!と活動。山本遼さんは、茨城県筑西市と桜川市で、現代で忘れられている農村の価値、協働の精神を繋ぎたい!と先祖代々の営みである農業を守り続けるために、ともに考えようと今年の夏には農業学生会議を開催したいと活動しています。

【今後の展望】
 エピテックは、“地縁”と”ご縁”を活かして、時代を育む組織を目指します。目指す事業の柱は、①地域デザイン、②キャリアデザイン、③ライフデザインです。

 ①地域デザイン
 多くの地域の現状は、地方創生バブルに乗って、聞いたことある似たような事例ばかり、例)定住・移住、6次産業、単発フェス、道の駅、教育・子育て、ゆるキャラ、研究室誘致、ゲストハウス、サテライトオフィス。似たような事例ばかりだと、人やモノの取り合いになり、ユーザーは選択の思考を止めてしまいます。

 ビジネスコンテストをすれば、主催者に“実現できなくても良いから、ビックリするアイデアが欲しい”といわれるが、ビジネスコンテストなんだから、真剣に学生のうちからできることを実現したい・・・

 ブランドや前例に執着した国や行政に任せた地域づくりには限界が見えてきた。地域で市民との信頼関係を構築するには、補助金・助成金・協力隊予算では限界が見えて来ました。

 ②キャリアデザイン
 システム化された教育で育った若者は、自ら考えて行動する力に欠如が見える傾向にある。人生100年を超える時代20代・30代なんて、盗んだバイクで走り出すようなクソガキです。

 そして、日本の立て直しには、経験を重ねた元気なシニア世代の力が若手のために必要です。「器の広い男」が「いい女」を呼び込む地域活動こそ地域に活気を呼び込みます。

 民間のメリットを生み出す地域間の連携強化が必要です。
 提案1 地方創生×新卒採用により、地域で学生団体を活躍させる「地方創生×人材育成」の実現!インターンに代わり若手を育てる次世代型の採用プログラム

 提案2 地方間同士での産品交換により、気候の関係で需要があるにも関わらず手に入らない産品同士の地域間交流を実践

 ③ライフデザイン
 個人的に一番やりたいことは、食生活を見直すムーブメントを起こしたい。郷土料理と食生活の関連を考察し、管理栄養士や料理研究家が特色を活かして活躍できる地域の構築。セルフメディケーションを通じた地域間連携。医師法・薬事法に守られないソーシャルワーカーが専門性を活かして地域で活躍できる場を作りたいです。

【藤川さんのまとめの言葉】
 価値観が多様な今日、自らの生き方に迷った際のヒントは、先人の知恵の詰まった現場の中にある。迷いの中、必要とされる場所でもがいた結果、頭で考えず、心で感じる。
自分の素直な生き方の先に、豊かな地域社会の創造と明るい未来があるのではなかろうか?自分の人生、人に踊らされず自ら踊ることに意味がある。


◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田 知行さん
人結びの場

   今日のお題は、「これからの時代、地域を元気にする秘訣とは何でしょう?(思い、仮説、事例、体験etc.)」  エピテックの学生や高校生混じっての対話は、思い溢れていました。

終了後のご感想を一部、紹介します。


・世代間のつながりを受け入れるリーダー(人格者)
・地縁とご縁という言葉 住居や勤務先etcに関係なく、縁が結べる時代であることが面白い
・地方で活躍したいと思っている学生が多く、それが成長につながるということ
 自分も地方で跳躍したいと思った。
・地域の活性化が新しいビジネスモデルで先進的なことに気づきました。
・藤川さんの取り組みが教育につながってきたことがおもしろい。
・主役になれる  子どもが主役になれる祭りがある地域は元気なことが多いという
 エピソード   等


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