第116回 教育を『ティール組織』で取り組む~星槎学園の取り組みから
第116回:「教育を『ティール組織』で取り組む~星槎グループの取り組みから」

第116回:「教育を『ティール組織』で取り組む~星槎グループの取り組みから」


2018年3月22日(木)午後7時から「星槎グループの取組みを知りたい」「ティール組織とは?」と経営者、NPO代表、ビジネスパーソン、金融パーソン、大学教員、高校教員、小学校教諭、団体職員、大学院生、市民メディアプロデューサーなど17名が集い、対話しました。(感謝!)

⇒今回のご案内

◎第116回:「教育を『ティール組織』で取り組む
~星槎グループの取り組みから」 
  ☆ゲストスピーチ  前田 勝 (まえだ・まさる)さん
         <学校法人国際学園星槎国際高等学校 情報企画部長> 

人結びの場

【星槎とは】
①意味:「星(ほし)の槎(いかだ)」の意味で、中国の故事で若者が外の世界を見に行ったことに倣い、「槎(いかだ)で天空の星(ほし)をめざす」ことを意味しています。

②星槎グループ46年の取組み:もとは塾からスタートし、誰かが必要とされることをつくって、常に新たな道を切り開き、それをやってきたということに尽きます。星槎グループには、中学校・高等学校・高等部・大学・大学院・専門学校・幼児教育・特殊法人・社団・財団法人・研究所があり、各年齢層に展開。35000人が学び、卒業生は50万人。

③3つの約束:校則はないが、「人を認める」「人を排除しない」「仲間を作る」という3つの約束があります。学校にはイジメはないし、さぼりもできないです。

④教育理念:必要とする人々のために新たな道を創造し、人々が共生しえる社会の実現をめざし、それを成し遂げることで、新しい挑戦をし続けています。校訓は、労働(人のために働くこと)・感謝(いつも感謝する気持ちを忘れないこと)・努力(努力をし続け、決してあきらめないこと)で、失敗してやめてしまうと怒られます。「棚からぼた餅」のぼた餅を落とす人になりなさいと、教えてます。

【星槎の原点】
 1972年、学習塾「鶴ケ峰セミナー」(現・ツルセミ)をスタート、一人ひとりが輝ける場をつくろうとしました。「塾らしくない塾で、学校かもしれないけど塾かもしれない」
卒業生のあったらいいね、の言葉から技能教育施設、登校型通信制高等学校、こどもに合わせられる全日制中学高校、現職教員等が学ぶ「大学」と作ってきました。現在82歳の方まで学んでいます。

【星槎国際高等学校の展開】
 日本で唯一の学習センター方式で学校(と同等)を認められています。全国で20ケ所いあり、どこに通ってもよい広域通信制学校です。通信制高校を利用する生徒の移り変わりとともに、不登校歴のある生徒、発達障害のある生徒、対人関係の苦手な生徒、特殊な活動に打ち込みながら高卒を目ざす生徒のために柔軟な指導体制を取っています。

【星槎の目指す教育】
①共感理解教育
 身近なテーマを通じて、教科を超えて「命」のつながりを学ぶことにより、相手の立場で考える仲間づくりにより、社会に出るために必要な、世界観が繋がっている実感を持て、人を認めることができること、自分の役割を認識することができます。

②場所文化を学ぶ
 北海道研修(夏・冬)などで、自然・文化を学ぶ体験を行います。教員が生徒に興味を持たせるため、自分自身が楽しんで面白がって生徒とマッチングしていきます。冬の実習(スキー、スノーボードなど)では、できる子ができない子を教えます。広島平和研修では、被爆体験者の講話を聴きます。平和学習では、サイパン研修、ハワイ研修に行います。

③インクルーシブ教育の実践
 星槎オリンピックや、ラーメン作り探検、お茶摘み体験、インターンシップなど、自分の得意なところに参加して面白がって相互に学びます。高野キャンパス宿泊研修では、和太鼓や合唱などの舞台体験を通じて、裏方の仕事を経験したり、全員の息を合わせることの大切さを体験します。
 SEISA Africa Asia Bridg2017では、7247人がアフリカ・アジア・日本の現在と未来を繋ぎました。

  進学面でも良好な成績を納めています。スポーツ面でも全国的に注目される投手や女子サッカーの選手、ライフル射撃、文化芸術面でも、結果を出すこどもたちが多数出ています。

【コミュニティFM】
 小学生から大学生までのメディア研究ゼミ・専攻コースの設置により、FM湘南マジックウェイブhttp://fm.smw.jp/開局で施設と経験の場を使い他ではできない教育環境を作っています。番組制作や現場体験を通じて、コミュニケーション力、チームワーク、企画力・プレゼンテーション力を身につけ、放送局の仕組みを知ること、スタッフの仕事を知ることができます。

 星槎の三角マークは左上が塗られていませんが、これを塗るのは生徒たち。これからも星槎は、必要とされる「何か」に挑戦し続けていきます!


  ◇人むすびカフェ  ファシリテーター 角田 知行さん 人結びの場

 今日のお題は、「今日のお話と、あなたの関心が重なったところはどこですか?」

 様々な意見、アイデアが飛び交いました。

 終了後のご感想を一部、紹介します。

・星槎の活動と理論(ティール組織・※OODA)との結びつき
・この教育が、PDCA ではなくOODA(ウーダ)と実感。
・子どもたちを信じ、認め、任せることが希望ある学校を創っていくことになる。
・教育に一番必要なことは、〇〇教育とかいう新しいメソッドではなく、生徒のために
 何が出来るかを一生懸命考え、実践することだと思いました。
・様々なルームワークや理論で星槎の取組みを枠づけようとする中でも、やっているのは
 とても視点の低い手間のかかることを丁寧に取り組んでいるのだな、ということ
・疑問からのスタート 興味を持たせることが大事   等

※Obsavation、Orientation、Dicision、Action(観察→状況判断→プランニング→行動の意思決定理論)



人結びの場 人結びの場 人結びの場 人結びの場

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【編集後記】塾時代からの前田さんの教育への情熱を感じました。前田さんのような教育者たちが集まり、子どもたちの興味を引き出すことを面白がり、向き合い続け、チャレンジできる場を創り続けた結果、教育界に大きなインパクトを与えていると思います。 
 ティール組織は、①セルフマネジメント(自主経営)、②精神的な全体性、③存在目的(組織としての生命と方向性)、があることが突破口となるようですが、星槎グループの取組みはまさにそんな感じです。(“人むすびの場”づくり企画運営チーム:高重)

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