第17回人むすびの場【報告】WA (和)で取り組む対話
◆ 第17回のご報告

◆ 第17回のご報告

2009年11月27日(金)の午後7時から第17回目の場がスタートしました。経営者、ビジネスパーソン、経営コンサルタント、大学職員、イベントプロデューサー、市民メディアプロデューサーなど12名の場づくり人が集いました。最後にみんなでWA(和・輪)をつくって感想交流のできる和やかな場となりました。(感謝!)
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◎ 第17回テーマ:「WA (和)で取り組む!グローカル時代の対話のヒント」
 ☆ゲストスピーカー (30分)    山脇 直司さん(やまわき なおしさん)
(東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻 教授)  
  最近、政治の世界でも取り上げられる「新しい公共」についてと、地球的規模で通用しうる平和な文化のための「WA(和・輪)」について伺い、21世紀の市民社会を考えました。

人材の森コラム 風景   ご専門の「公共哲学」は、総合学問だと言われますが、歴史的背景やキーワードの定義や意味など知り、問題意識を深めるヒントをいただきました。まず、民主主義社会において大事なのは、個人一人ひとりからなる民(市民、国民)の公共です。「政府や官の公、民の公共、NGO/NPO・私企業」のアクターが行う「ソーシャル・ガバナンス」は、公共善(平和、福祉、正義、人権、教育、環境保全、まちづくりなど)の実現と、公共悪(戦争、貧困、不正義、人権弾圧、開発破壊など)の除去を通して、「国内および国境を越えた公共世界を創出し共治すること」を目指します。

また、個人を他者との関係の中で活かしつつ、民(人々)の公共を開花さ、政府の公をできるだけ開いていくライフスタイルを「活私開公」と説明されました。

    続いて、「WA(和)」の概念をお話いただきました。WAはWARに対するものです。「和して同ぜず」という言葉があります。

古代中国では、和は異質なものが同質化されることなく、互いに交じり合って調和し発展するという意味が込められていました。今日的に言うと、和は、個人の主体性や多様性を前提として成り立つ概念であり、それに対して、同はそれらを消失させる概念です。

  聖徳太子の十七条の憲法では、「和らぐを以って貴しと為(す)。さかふること無きを宗と為(す)」とあり、平和と和解の思想として素晴らしいながら、同の論理にもつながる危うさもあります。

  日本国憲法の前文は、新たな平和をうたい、「活私開公」につながるものと考えます。

  「活私開公=個人を活かしつつ公共性を開く」というような形で和を理解しなければなりません。同ではなく、イデオロギーとしての和でもなく、その意味を更新する必要があります。

  最後に、これからの日本から世界に向けて発信しうる価値理念として、「柔和で和やかな平和な輪(環)」こそ、21世紀にふさわしい思想です。 小さな政府、大きな公共で、勝ち組、負け組をつくらない愛国心が大切と力説されました。

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◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:角田 知行さん  「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、初めての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。

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今回のお題は、「私たちはこれからどのような社会を生きるでしょうか?何を継承し、何を創りますか?」

  こんなご意見がありました。
・ Publicの幸福
・ 人はひとりではしあわせになれない。自分のやりたいことで勝負すべき。
・ 個人(私達)の意識の変化(成長)に応じて、政治とのかかわり度合いも 変化していく。
・ ボランティアで政治をする
・ 「公」と「私」の重なりが「共」であり、グローバル教育すべきところ、など

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◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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