第28回 シティセールスを考える
◆第28回「シティセールスプロモーション」のご報告

◆第28回「シティセールスプロモーション」のご報告

2010年10月20日(水)午後7時から「みうらシティセールスプロモーションって?フィルムコミッションの可能性」に関心深いNPO代表、建築家、ビジネスパーソン、自治体職員、金融パーソン、大学生、市民メディアプロデューサーなど18名の場づくり人が集い、世代を超えて語り合いました。(感謝!) 詳細はこちら   報告書

全国各地で映像製作を誘致する「フィルムコミッション」が行われている中で、三浦市は数少ない成功例とされています。

ゲストの若澤さんは、NPO法人「みうら映画舎」を立ち上げ、三浦市内での映像製作支援を行う傍ら、企業連携・官学連携などを通じた人脈によって「ロックの学園=ロックフェス」など、ユニークな事業を立ち上げるなど、「営業活動」を行っているちょっと変わった公務員です。若澤さんとともに、地域活性化や地域の情報発信について考えました。

◎ 第28回テーマ:「シティセールスプロモーション ~三浦市を事例にして~」
☆ゲストスピーカー  若澤 美義さん(わかざわ みよしさん)
          (三浦市経済振興部長 兼 ロケコーディネーター)

 
人結びの場
 三浦は、古くから農業・漁業・観光を基幹産業として成り立っています。農業では、大根・キャベツ・すいか・メロンなどの産地となっています。水産業では、かつてはマグロの水揚げ日本一を誇る遠洋漁業の基地でありましたが、マグロ業界も難しくなってきています。観光入込客数も昭和40年代の763万人から平成20年には526万人に落ち込み、財政力指数では、神奈川県内の市の中で、最下位となっています。


平成12年に地方分権一括法が施行され、翌年から第4次総合計画を策定するにあたり、「地域経済の衰退 + 定住意識の低下 + 一体感の喪失」という3つの危惧を克服するため、行政革命戦略5つの宣言を行い、行政の体質を変える行政革命を断行しました。 行政革命戦略5つの宣言は、①財政戦略(身の丈メリハリ宣言!)、②人財戦略(実力派仕事人宣言!)、③情報戦略(まるはだか宣言!)、④組織戦略(庁内分権宣言)、⑤サービス・事業戦略(協働のまち宣言!)


そうして、三浦市の三大資源「人・まち・自然」に着目、市役所は、管理の論理から経営の論理へ転換。もてなし政策の柱として、「みうらシティセールスプロモーション」を専門的に行う実戦部隊をつくり、地域全体をブランド化することに挑戦しました。

「株式会社 三浦市」は、職員は365日営業しています。東京から近いにもかかわらず、手付かずの自然や昭和のまちなみが残る周回遅れのトップランナーとして、まち自体をコンテンツとしてセールスしています。自治体営業のミッションは、三浦市民がわがまちを再認識し、自慢や誇りに思えること。2009年には、優秀観光地づくり賞もいただきました。


【事例1】三浦市東京支店/なごみま鮮果は、産学連携(明治大学)と地域連携(千代田区神田)の首都圏に向けたシティセールスの拠点です。平成18年に開設し、運営を明治大学の商学部のゼミ学生さんがアンテナショップの運営や地域交流イベントなどを行い、明治大学と三浦市とのWINNWINの関係構築をしてきました。来客数28,455人、取材が61社。視察79組。番組出演5回。イベント出展79回などの実績があります。

【事例2】誘客企画営業事業は、全国旅行エージェントへ企画持込と商品化を図り、修学旅行などを誘致するシティセールスを行っています。自然や食などの地域資源を活かした体験メニューを用意し、81本の旅行が商品化され、推定消費額は、約7300万円です。

【事例3】サッカーJリーグとの協働では、横浜FCと川崎フロンターレのチームと三浦市が協働し、チケットを売ると同時に三浦ファンを獲得し、地域密着をテーマにみうら物産展を開催。横浜ベイスターズとの協働も行い、PR機会を活かし三浦ファンを増やしています。

【事例4】営業製作支援(フィルムコミッション)では、新しい地域ビジネスを目指すNPO法人「みうら映画舎」との官民協働事業を行っています。月間12~15本の映画製作、年間の邦画の10%にコミットして、ロケの聖地/ロケ銀座と言われるほど、フィルムコミッション界の異端児的存在として、ビジネスで収益もあげ、地域活性化に貢献しています。 間接的CM効果は、21億8200万円です。(平成21年度)

【事例5】新しいイベントおこしでは、地域密着型イベントへシフトする業界との協働による「ロックの学園」が三浦で学園祭のようなロックフェスを繰り広げ、ロックの素晴らしさ、そして「ロックの魂」を次世代に伝えていきます。

【事例6】みうら夜市など、昭和をイメージする風情のある倉づくりの建築物や看板などをライトアップして、シャッター通りの商店街で夜市をしています。

 事業の成功に向けては、①三浦市行革命の実践により、前例踏襲主義・事なかれ主義・セクト主義を排除すること、②地域のコンテンツ(資源)の開発、③関係する人や企業とのあらゆるつながりを大事にすることだ、と考えています。

◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:角田 知行さん
「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、初めての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。


人結びの場


今回のお題は、「人はどんな時にまちを好きになりますか?そのことからどんなアイデアが生まれますか?」

・歩く → まちの良さがわかる  歩くことで発見することがたくさんある
・「受け入れてくれる空気」「まちをよく知れば好きになる」
・住めば都
・改めて思ったこと 「各々のまちの規模、成り立ちによって、各々のまちのやり方で
 活性化していくことがベスト
・活性化させる=住んでいる人の表情を明るくすること
・町全体がステージ  一過性のイベントではない祭り
・まちのマイナスからのスタート、それを強みにする。地域に暮らす人が行う地域プロ モーションこそ!など


                   人結びの場


◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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