◆第32回「転換期の子育て支援を考える~ハッピーアドバイスの現場から」
「転換期の子育て支援を考える~ハッピーアドバイスの現場から」

◆第32回「転換期の子育て支援を考える~
ハッピーアドバイスの現場から」

2011年2月22日(火)午後7時から「子育て支援」「親子関係」に思いあふれる 医師、大学研究者、NPO代表、作家、ビジネスパーソン、人財育成コンサルタント、中小企業診断士、地域新聞レポーター、ビジネスパーソン、金融パーソン、環境活動家など21名の場づくり人が集いました。(感謝!) 詳細はこちら   報告書はこちら

  370万部突破の『子育てハッピーアドバイスシリーズ』の著者である明橋先生は、家族の笑顔がぐーんと増える☆ HAPPYアドバイスをしています。もともとは大人のうつ病の診療などをしていたということですが、子ども時代の体験が発病に関係する場合もあると気づき、子どものSOSに気づけるようメンタルヘルス課題に様々な角度から取り組んできました。

◎ 第32回テーマ:「転換期の子育て支援を考える~ハッピーアドバイスの現場から」
☆ゲストスピーカー  明橋 大二(あけはし だいじ)先生
 (真生会富山病院心療内科部長、スクールカウンセラー)


人結びの場   今の子どもをめぐる問題の根っこは、「自己評価の極端な低さ」にあります。子どもの自己評価は、すなわち、自己肯定感、自尊感情(Self-esteem)から生まれます。自分に自信の持てない子が多いのです。

  たとえば、摂食障害の人の手記に(一部抜粋引用)「私はやっぱり誰からも必要とされていないんだよ。誰からも、大切だと思われていない。・・・私の存在が、必要ないなら、今すぐ死ぬ。殺してほしい」というように、生きてていいんだ、と思えずに自傷行動を起こす人もいます。

  今の日本の子どもたちの自己評価は決して高くないという調査結果があります。 「自分はダメな人間だと思う」と答えた中学生の割合が、日本では56.0%、米国では、  14.2%、中国は11.1%となっています。(H20年「中学生・高校生の生活と意識に関する調査」日本青少年研究所) 他に、「自分は人から必要とされている」:30% 「そう思わない」:69%というデータもあります。(H18年 東京都立川市内中学校)

  子どもにとって一番大切なのは、自己評価ですが、実は、親の自己評価も低いのです。 これからの子ども支援の目標は、①子どもの自己肯定感を育てること、②親(特に母親)の自己肯定感を育てることにあると思います。

  自己評価が確立するのは、0~3歳、この間にたっぷりと甘えさせて、「私は大切な人間なんだ」「生きてていいんだ」「生まれてきてよかった」と思えるベーシック・トラスト(愛着関係)を育てることが大事です。そうすれば、3~6歳でしつけをし、自分と他人の区別がつくようにしていけば、その後、好奇心が出て勉強に向かえます。

  これからの教育再生改革は、子どもの自己肯定感を育むことです。サインを出している子どもに気づき、いつからでもやり直しはできるから、土台から育て直すことです。それには、親の自己肯定感を育てることです。

  虐待予防の支援も必要です。虐待予防の6段階(リチャード・D・クルーグマン:元国際子ども虐待防止学会会長)は、第1段階には、国や親、大人が、児童虐待の存在を否定する時代があり、この否認が長年続きました。第2段階では、身体的な虐待の存在を認めました。(1961年、小児科医ケンプ「被殴打児症候群」から)

  第3段階から支援が始まりました、「かわいそうな子どもをひどい親から守ろう」と親子分離、通告、親権制限の法律ができました。第4段階では、「それだけでは何も解決しない」と親への支援が始まりました。第5段階の1980年代~欧米は最も表面化しにくい性的虐待に気づき、理解を深め、対応を模索しました。第6段階の1990年代~「発生の予防こそ大切」と発生予防活動が盛んになりました。体罰、しつけとして行われているものも禁止すべきという動きです。

  最後に、先生から絵本「おこだでませんように」(小学館)の朗読があり、子どもが親や教師に認められることで幸せになることをしみじみと感じました。

  ◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:高重 和枝 
「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、初めての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。

人結びの場


今回のお題は、「子どもたちの伸びやかな育ちのために私たちにできることは何でしょうか?」
・人のコアを育てること、コアって元々あるのでしょう。
 人のコアをみとめる、受け入れること
・存在そのものを認める(能力でなく)
・だっこが足りない!  お母さんはあなたが一番大切
・母親のサポート、子育て支援、大人育て
・お父さんは早く帰る    など


人結びの場
◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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