第33回 宮城被災地報告
◆第33回「被災地報告~いま、何が起こっているか」

◆第33回「被災地報告~いま、何が起こっているか」

2011年4月25日(火)午後7時から「被災地はどんな状況?」「私にできること は?」に思いあふれるNPO代表、事務局長、建築家、宮司、人財育成コンサルタント、カウンセラー、中小企業診断士、ビジネスパーソン、金融パーソン、コーチなど20名の場づくり人が集いました。(感謝!) 詳細はこちら   報告書はこちら

◎ 第33回テーマ:「被災地報告~いま、何が起こっているか」
☆ゲストスピーカー  友廣 裕一(ともひろ ゆういち)さん
 (リソースコーディネーター) 


「ムラアカリを行く」プロジェクトで、北海道から沖縄まで、過疎地や限界集落を回り、自分の「役割」を探す旅をしてきました。180日間、70町村、300人以上との出会いがありました。人の縁をたよりに農林漁業、畜産業のお手伝いをして泊めていただきました。「ムラアカリ」の先に、未来のアカリが広がると考えています。

地震がおきた時は秋田にいましたが、3月17日から宮城県に入って被災地を駆け回ってきました。今回の被災地は広範囲なので、手の届かない地域がたくさんあります。そこで、

小さな集落の避難所を中心に、大震災を契機に、被災者とNPOの専門的支援をつないで支える「つなプロ」活動をしています。

現地では、避難所ごとの差がとても大きく、すぐ近くにある避難所同士でも大きな違いがあります。避難所でのマネジメントや行政のスタンス、人でも変わります。一週間ぐらい孤立していたところは、すべて自分たちで暖をとり、賄って、生活していました。子どもたちはいろいろ傷を負ってるが、元気を取り戻しつつあります。キッチンカーがあるといいな、と思いました。

僕たちの役割は、悲しみに寄り添っていくこともありますが、希望をつくっていく役割もあり、支えるカタチ(モデル)をつくっていくことが必要です。

①海藻の養殖をできないか。
ロープに種苗を付けておけば、2~3ヶ月で回収できる、義捐金のオーナー制度のようなカタチでビジネス化、海藻を加工して、さらに仕事を広げる、単なる募金や寄付よりも、生きたお金として、先の暮らしに使えるお金になるのが良い

②牡鹿半島には鹿が多いので、鹿の角を活かせないか
鹿角の加工品、装飾品、日用品など、新たな産業を興す元手になると良い、牡鹿を応援する証として出資者を募る

東日本大震災緊急支援プロジェクト「トモノテ」では、ボランティアを受け入れています。ボランティアに対して否定的な意見もあるが、人は必要で、いくらでも仕事はあるので、多くの人に来てほしい。受入れ体制のあるところにはどんどん参加してもらい、継続的にやってくれる人がいるとなお嬉しいです。

◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:角田 知行さん 
「人むすびカフェ」は、皆さんそれぞれの課題意識を大事にしたいと思い、OST(オープン・スペース・テクノロジー)の手法を少し取り入れて、皆さんからテーマを募り、4つのテーマが挙がりました。テーブルごとに話したい人が集まって自由に対話しました。



 4つのテーマと報告です。

①グループの対話『働く場をどう作るか? (地元の人とボランティアの共存)』

暮らしをつくるこれまでと違う産業を起こしていく。それには、現地の元気な漁村の 女性や若い人たちの想いを大切にし、外部の人間が意見を引き出し、場づくりをして、男性中心社会ではなく、現地の人たちが自分たちでモノをつくれる文化、生活を作っていく。

支援はお金だけではなく、人と人の顔の見える「人」中心の支援をしていく。


②グループの対話 『支援物資をどうやって必要なところに届けるか』

結論としては必要なところに物資は届かない。
「公」を待っていても無理があるので、「民」と「民」のツナガリでがんばるしかない。

姉妹都市で普段から仲良くしておく(都会と地方とか)とか、首長の発信力も 大事である。平成の大合併で小さいところの役場機能がなくなったり、市役所は全員に配られるような物資供給はできない現実がある。


③グループの対話 『被災地の教育をどうするか』

どこから考えたら良いか分からない。中学、高校生で受験シーズンの子は格差が生じている。小学生、中学生も学期が始まっていて明らかに出遅れている。 自治体がなくなったところは教育委員会もなくなるので、国が復興省のようなレベルで旗を振らないと解決できない。
現状把握が教育に関してはできてない。学校が地域のコミュニティでもあるが、地域間格差が生まれており、難しい問題だ! 

④グループの対話 『これからの日本をどうするか?』

今回の震災は東京・日本全体のあり方が問い直されている。
東京は、過剰に人口が多いから高層化し、コミュニティがなくても成立する都市構  造をつくってきた。原発を置けないからフクシマに置いた。
これからは東京を変えるべきだ。危機感をすべての人間が共有して、自分を変え、助け合う人間関係をつくる必要がある。石油に頼る文明からの脱却。災害に弱い『ホワイトカラー』から『アースカラー』への転換。農業生産への雇用をして脱都入村。 この大転換をチャンスに変える! 

最後に、友廣さんからまとめの言葉。
全体の話、概念的な話、マクロな話は行政が主に取り組めば良いが、我々は一人ひとりが自分で今できることを常に考えて取り組んでいくことが大事。 限界集落だから何とかしてあげるのではない。経済が回れば良いという考え方は違うと思う。復興を経済だけの話で終わらせず、1人の人に向き合って、何が幸せかを考えればできることがある、ミクロに見ればできることが必ずあると思う!   

◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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先日参加された2030visionプロジェクト代表の中山さんのブログで詳細報告をいただいております。
ご参考まで。
http://ameblo.jp/purc2030/entry-10874219838.html

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