第36回 対話×物語×デジタル
◆第36回「自己表現でつながる対話の仕掛け」

◆第36回 「自己表現でつながる対話の仕掛け」

2011年7月21日(水)午後7時から「デジタル・ストーリーテリングとは?これからの可能性は?」に関心深いNPOメンバー、建築家、グリーンスタイル・プロデューサー、金融パーソン、経営コンサルタント、人財育成コンサルタント、カウンセラーなど14名の場づくり人が心通う時間を過ごしました。(感謝!)
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◎ 第36回テーマ:「自己表現でつながる対話の仕掛け
      ~デジタル・ストーリーテリングでつくる新たな市民社会」
☆ゲストスピーカー     小澤 真人(おざわ まこと)さん
                (デジタル・ストーリーテリング研究所 代表)

人結びの場 昨年、アメリカのデジタル・ストーリーテリング(DST)のワークショップに参加して面白かったので、帰国後、研究所を立ち上げました。3月に震災が起こり、震災ボランティアに入った人の心のケアのため、体験を振り返り、写真とナレーションによる短いデジタル映像作品にするワークショップや上映会をして自らメッセージを発信してもらっています。

DSTは、90年代にアメリカ西海岸で生まれた手法です。応用演劇のフレイレの手法に映像制作技術・セラピーの要素を入れたもの。2000年には欧米からオーストラリア、アジアでも最近広まりつつあります。日本でも大学の授業や図書館で取り上げられているが、まだ社会活動としては広まっていません。

震災ボランティアの方の場合、言葉を失うような現場体験をして、あまりに非日常の経験のために、無力感を覚え、自分の感情を表現することができないということがありました。10代、20代の若者が現地を感じ続けていくことが大事だと思い、ワークショップを行っています。それを通じて個人の変化とコミュニティの変化の相互作用が起こってきます。

 DSTの特徴は、
* 対話が中心(映像制作はプロセス)
* 自己を語るナラティブ(主観的物語)
* 個人の主体性(自己認知・自己肯定)
* 他者との関係性(共感、多様性の受容)


震災ボランティアの一人の「現地は音のない世界だった」というキーワードに共感が生まれ、本人も気持ちの整理がついたといいます。体験の意味が言葉で生まれてきます。自己を表現できるようになるのです。台本を1000文字書くことで自己確認できたことで、自己肯定ができ、他者との関係性も生まれてきます。

「共感の力」は
* 「感謝」が生み出します。自己が他者に受け入れられているという「共感」「感謝」「受容」による
  ソーシャルキャピタルの醸成ができます。
* 個人とコミュニティの問題解決力の向上(意識の基盤づくり)につながります。

人結びの場
 上映会をすると、「場の力」が生まれ、共有できる意識が醸成され、課題の深化が容易にできます。「対話の力」と「映像の力」で、自分を客観的に見る(メタ認知)ことができ、 自分の認識を変える力が生まれます。認識の変化は、台本を作るときと上映会の二段階で変化し、コミュニティの変化にもつながります。

 DSTの「変化の力」を震災支援、若者の社会参加、社会的弱者の支援、住民参加のまちづくりなどに活用していきたいです。


◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:角田 知行さん 

人結びの場
「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、はじめての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。

今回のお題は、「もし、DSTを作るとしたらどのような物語を語りますか?そこには何が表れると期待されますか?」

日ごろ、対話の場を主催するゲストの小澤さんは、対話の中には入らず、いつもは客観的に観察できない対話で場に起こってくることを楽しんでいました。

そして、場が盛り上がったところで、二つ目のお題。「一人ひとりが自分で自分の物語を語りだすところにどんな可能性を感じましたか?」

人結びの場


・自分の人生を見つめる、というとてもシリアスなことに取り組むひとつの
 手法、とても興味をひかれました。
・DSTは自分に向き合い、変化をもたらす。
・DSTの可能性は自分の言葉を紡ぐことが大事⇒デジタルを使うことで伝わりやす  くなる。
・一つ一つのストーリーの重み⇒世界がかわる
・DSTで①共感・安心が得られる、②お互いを知ることで深い調和をつくれる。
・自己プロデュース  など


                  人結びの場

◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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