第39回 本のチカラを考える  
◆第39回「本のチカラを考える」

◆第39回「本のチカラを考える」

2011年10月24日(月)午後7時から「本のチカラって?岩手でどんな支援が行われているの?」に関心深い、中小企業診断士、金融パーソン、作業療法士、地域新聞レポーター、市民メディアプロデューサーなど9名の場づくり人がじっくりと本や図書館を通じた東北の復興に思いを寄せました。(感謝!) 詳細はこちら   報告書

 シャンティ国際ボランティア会は、途上国支援でも移動図書館などの活動に力を入れて来ましたが、東日本大震災では被災地支援で、そのノウハウを生かして、岩手県を中心に移動図書館活動に取り組んでいます。
 移動図書館で本を手にした人たちが、どのように励まされているか、本が身近にあることで、地域のコミュニティがどう元気になっているのか、現地に入っている鎌倉さんは、それを目の当たりにして、途上国でも日本でも、同じ「本のチカラ」を感じていると語ります。

◎ 第39回テーマ: 「本のチカラを考える」
          ~移動図書館活動から見えてきた『支援』のかたち~      
☆ゲストスピーカー  鎌倉 幸子(かまくら さちこ)さん
      (公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 広報課長
                 兼岩手事務所図書館事業スーパーバイザー)


人結びの場
 東日本大震災で、図書館も津波で壊滅的な被害を受けました。

 3月14日以降、東北に入り、岩手の沿岸部を中心に移動図書館車で、岩手県陸前高田市、大船戸市、大槌町、山田町の仮設住宅を中心に巡回しています。本の貸し出しはもちろん、机や椅子を用意して、立ち読みやおしゃべりやお絵かきを楽しんでもらったり、読みたい本のリクエストにもお応えしています。


 山田町は図書が3 万冊津波で流出。大槌町立図書館や大船戸市にある三陸公民館図書館は建物全体を津波が襲い、本や備品すべてが把握不可能です。陸前高田市は図書館員が全員死亡もしくは行方不明で再開のめどが立っていません。図書館員の方が移動図書館をやりたいが、ノウハウを教えてほしいと始まりました。

「本とは何か?図書館とは何か?」と考えさせられます。
「こんな時だからこそ、今出会う本が子どもたちの一生の支えになると信じています」
「心の栄養」
「私見ですが、一番最初にやりたいことは図書館車を動かすこと」
「子どもたちのためにも文化を途切れさせちゃいけないよね」etc.

など東北で図書館員の方などから耳にする言葉は、本によって体だけではなく、心が励まされているということです。震災孤児の子どもたちの横にいつも本があります。
そして、図書館の役割の一つに地元の書店の保護もあります。本を買っています。


 海外でもエジプトの図書館は「魂の治療所」と呼ばれています。
 アフガニスタンの子どもは、「お菓子は食べたらなくなるけど、絵本はなくならない」「絵本を読むと楽しい気持ちになって夜ぐっすり眠れる」
 東北でも本を通して生活に根ざしたいろいろな声が聞こえてきて、コミュニティをつなぐ“しゃべりば”に
 なっています。
「育児書を探しにきた~」
「手に入る食材が限られているから、簡単に作れる料理本があれば借りていこうかな」
「被災して世話になった人たちにお礼状を出したいから、手紙の書き方の本ありますか?」のような声があがっています。

 いま、大好きな本、ちょっと励まされた本、ためになった本・・・自分の思いが詰まった本と同じ本を一冊買ってプレゼントしてもらう「みんなで作る移動図書館プロジェクトfor いわて」もやっています。よろしくお願いします!

▽いわてを走る移動図書館プロジェクト
http://sva.or.jp/iwate/
▽いわてを走る移動図書館プロジェクトfacebook
http://www.facebook.com/SVA.Mobile.Library.for.Iwate


◎ 人むすびカフェ  ファシリテーター:角田 知行さん「 
「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、はじめての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。

今回の最初のお題は、「本や図書館は持つ『チカラ』とは何でしょうか?」

そして、全員で2番目のお題「東北の復興に本や図書館のチカラはどのように活かせますか?」を考えました。

人結びの場

・図書館は「探しにいくところ」「ぶつかる」
・移動図書館で行くことにより見えてくることがある。生活に根差したことがわかる。
・本の記憶が自分を支えている  図書館は文化のとりで
・「本」がつなぐコミュニティが大切な役割を果たしていること
・移動する楽しさ  本の力は無限大
・足で動く   自分から動く
・図書館の流通の形が変わる
・子どもの作文で「~なる!」と書いたら本当になる。それをましいカタチ
・移動図書館のビジネスモデル化 ⇒ 民のチカラ            など

鎌倉さんは、皆さんとの会話に感激され、模造紙を持ってお帰りになりました。「これは『宝物』です!」の言葉に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

鎌倉さん、がんばってください! 応援しています。
                 人結びの場
最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。

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