第65回 里地里山グリーンツアー
第65回:里地里山の課題を実感する『小田原・曽我山みかん狩りグリーンツアー』

第65回:里地里山の課題を実感する
『小田原・曽我山みかん狩りグリーンツアー』

2013 年12 月14 日(土)、よく晴れた一日、小田原市の曽我山に集いました。地元の「里山応援隊」のご案内で里山を歩き、みかん狩りをし、竺𡈽(ちくど)寺で、ご住職と里山応援隊から取り組みなどお聞きし、総勢31名で対話しました。美しい自然に触れ、楽しみながらいろいろなことを感じ、味わう一日をご一緒に過ごしました。(感謝!)
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 「SATOYAMA」は「MOTTAINAI」と並んで国際的な言葉にもなって注目され、最近は「里山資本主義」(藻谷浩介、NHK広島取材班著)という本が話題になる中、都内から1時間で行ける里地里山に出掛け、「みかん畑の現実」を実感しながら、それぞれが曽我山の「これから」や自分の大切なものを見つけました。

※今回は地元で里地里山保全活動を続ける「曽我山応援隊」の方々との連携・協力で実現しました。昨年1月に発足した応援隊は、曽我山が神奈川県から今年年3月「里地里山保全等地域」の選定された後、同4月に「里地里山活動協定」団体に認定されています。

◎第65回「曽我山応援隊」×「ローカルビズカフェ」×「人むすびの場」共催企画:
  里地里山の課題を実感する『小田原・曽我山みかん狩りグリーンツアー』のご報告

◇集合
 JR御殿場線下曽我駅に集合。富士山もきれいです。
人結びの場

◇里山歩き
 里山を歩き、再生作業が行われた現場も見せていただきました。
人結びの場

◇みかん狩り
 みかんの切り方を教えていただき、かご一杯の収穫をがんばりました。
人結びの場

◇楽しいお弁当タイム
 外の風も心地よく、それぞれで持ち寄ったお弁当をいただき、地元の皆さんから焼き芋などふるまっていただきました。ホクホクでほっぺた落ちる~!
人結びの場

◇「曽我山応援隊」(代表:山根敬彦さん 竺𡈽(ちくど)寺住職)
 活動報告 深澤良子さん      於:竺𡈽(ちくど)寺


人結びの場

【今、曽我山は】
 近年は農家の後継者不足や高齢化等により、曽我山の荒廃や遊休農地、不耕作農地、耕作放棄地が増え始めております。利用価値がなくなった山は、人間の関与が無くなることで、孟宗竹の侵入による竹林化・雑草が生い茂り日光不足で木は枯れ始めます。

 植生の変化を繰り返しながら山が放置される状態が続けば、動物の生態系にも変化を与えます。里山の景観は決して自然に出来上がるものではなく、人間による持続可能な保全・再生作業が必要なのです。

【曽我山応援隊の結成】
「曽我山応援隊」は、一人の男の熱い思いから始まりました。その人の名は磯崎 崇。美しい紅葉に染まった曽我山を見ながら「子供たちが巣立ったら、地域にご恩返しをしたいとかねがね思っていてね、子供たちや孫たちにこの美しい曽我山を渡してやりたいと思うのよ」というつぶやきがはじめの一歩となりました。

 平成24年1月に住民有志を中心とした「曽我山応援隊」を組織化。会長に大仙寺竺𡈽寺の住職が就任。平成25年3月、「里地里山保全等地域」の選定を神奈川県から受け、同じく4月に「里地里山活動協定」の団体認定をいただきました。

【活動の目的】
 歴史ある曽我の丘陵景観を大切にするとともに、里地・里山を守り、郷土に対してなお一層の恩恵を深め、美しい山並みを次世代に継承することを最大の目的としています。

【連携活動】
 整備をした不耕作農地に、NPO法人「命を大切にする小田原を創る会」の方たちが、自分たちが育てていたクヌギの苗を植えて、以降2カ月に1回除草や観察をしていただいております。
 またみかん園の除草や摘果、収穫などのお手伝いをいただき、大変助けられています。

 今日は、皆さんと意見交換し、曽我山のことを新たに発見したいです。

◇人むすびカフェ ファシリテーター 友松恵子さん(Coching “Duq”)

人結びの場

お題は、1回目「ここに来て感じたこと、思ったこと、イメージに残ったことは?」
2回目「曽我山の魅力は?」
3回目「曽我山にあなたが貢献できそうなことは?






 曽我山の方々が、トイレがなくて不便と思っていたら、それが魅力という意見があったり、新幹線とローカル線が融合するように便利と不便など異なる価値が融和した、東京から近い海も山もある里山の魅力に気づいた方が多かったです。
 これからの曽我山を発信し、交流していきたいという学生グループの意見など、頼もしく感じました。

人結びの場

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 お世話してくださった曽我山応援隊の皆さん、集ってくださった皆さん、ありがとうございました。
 お天気にも恵まれ、「知ること」から始めるグリ―ンツアーでした。学生が多く、お子さんもいて、楽しみながら里山を考えることができました。
 帰りがけ、竺𡈽(ちくど)寺から見る山に落ちてゆく夕陽も美しく心に沁みました。まさに原風景です。決して失われてはいけない里地里山の豊かさを未来につなげる。さて、何から始めましょう?
 東京から1時間の海も山もある里山。ぜひ、訪れてみてください。(高重)

[企画調整:鈴木賀津彦] [写真撮影:船越英一(協力)、高重和枝]

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