第70回 公共コミュニケーション
第70回:「なぜ今、公共コミュニケーション学会を設立するのか」

第70回:「なぜ今、公共コミュニケーション学会を設立するのか」

2014年5月20日(火)午後7時から「公共コミュニケーション」に関心深い前首長、自治体職員、中小企業診断士、行政書士、団体職員、教育関係者、NPO代表・職員、ビジネスパーソン、コーチ、ファイナンシャルプランナー、金融パーソン、メディア関係者など29名の場づくり人が集い、対話しました。(感謝!) 詳細はこちら

◎第70回:「なぜ今、公共コミュニケーション学会を設立するのか」
   ☆ゲストスピーチ&質疑応答  河井 孝仁(かわい・たかよし)さん
   (公共コミュニケーション学会会長理事・東海大学広報メディア学科教授)

プレゼン資料⇒PDF
人結びの場
【背景】
 行政・議会・大学・NPO・医療福祉・ソーシャルビジネスにおける広報やステークホルダーとのコミュニケーションに、実務や研究で関わる皆さまの交流と研鑽の場として、「公共コミュニケーション学会」(Public Relations Association for Social sectors)を設立する運びとなりました。

【学会の位置づけ】
1 研究の場として
 この領域は、これまで日本広報学会、社会情報学会、コミュニティ政策学会、NPO学会、公共政策学会、自治体学会など既存の学会を含め、いろんなところに部分的に埋め込まれていますが、この領域だけを拾いあげた場所がないので、実務や研究で関わる様々な 方達と場を埋めていきます。

2 相互研鑽・交流・協働の場として
 研究者の集まりというよりも、実務者と研究者とコンサルタント、大学院生・学部生と市民のゆるやかなネットワークをイメージしています。
 私のゼミの学部生も参加・発表できるような敷居の低い、でも、参加した時には積極的に評価しあう場としてもと思います。

【協働のステップ】
 「公共コミュニケーション」の各フェイズを実現するには、「できません」から始める。目的のために、自らの弱みをきちんと伝えて弱みを補完できる協働相手(候補)を探し、互いが協力し合える関係になります。それぞれの強みと弱みのインセンティブ設計が可能になります。

 たとえば、学生が入れば、アタマがやわらかくなるだろうし、実務家の事例を抽象化するのは、研究者は得意だろうというようなイメージで、「自慢の場」ではなく「相互補完の場」としたいと思います。

【行政広報】
 行政広報には、「行政サービス広報」「政策広報」「地域広報 ~ シティプロモーションの要素~」があります。
 我々の解決すべき課題を共有し、地域経営への参画を促すということだったり、地域のイメージのブランド化では、魅力を発信して差別的優位性を確保し、信頼を獲得すること、自分のまちを本気で好きになってもらうことです。どうなったら成功なのか。

 自治体の広報の一番悪いところは、成功したことばかりを強調するので協力しようという気になれない。自らの足らないところをきちんと示して互いに助け合いましょうという姿勢があると、本当のコミュニケーションが成り立ちます。

【メディア活用戦略モデル】
 私の提案する地域経営のステークホルダーの行動変容を促すメディア活用モデルは、「傾聴」+(「認知獲得」⇒「関心惹起」・「探索誘導」⇒「着地点整備」・「行動促進」)+「情報共有支援」を多様なメディアで達成していくというものです。
 傾聴しつつ、①魅力を認知させ、②魅力を「自分事」化させ、③魅力を探索させ、④着地する的確な場所を整備し、⑤魅力を活用させ、⑥各時点で情報を発信させるということです。

 たとえば、佐賀県武雄市では、公式HPをFacebookページ化。職員一人ひとりが広報メディアになってまちの情報を発信。自由に住民とやり取りしています。JALのFacebookには人がいます。しかし、人間を全面に出すことでの共感形成はリスクもあるので、自治体はゆるキャラを使っています。

【運営方針:理念】
・本学会は、一般に開かれた議論を重要なものとし、オープンネットワークを理念とする。
・公共コミュニケーション(行政・議会・大学・NPO・医療福祉・ソーシャルビジネス等に係る広報・コミュニケーション)とは何かについて、考察し、研究及び実務支援を行う開かれたネットワーク型の組織とする。
・研究誌(学会誌)や研究会記録など知的コンテンツもオンラインでオープンにする。
・オフラインの関係形成を重要なものと位置づけ、学会参加のインセンティブとする。
・公共コミュニケーションを担う専門家の人材育成に貢献する。
・オープンネットワークを理念とすることから、設立過程についても一般に開き、多様な議論を可能とする。
・入会金0 年会費0

 人と会うことが財産になるようにします。イベントはメディアです。メディアには、媒介、触媒、霊媒という意味があります。あの世とこの世をつなぐように、イベントもSNSもつなげることによって人間交際に新たな変化を与えるものです。

【設立大会】
 2014年6月7日(土)に行います。
 大会パネルでは、神戸市の松下麻理さん、流山市の河尻和佳子さん、生駒市の大垣弥生さん、といういずれも企業での広報実務経験を持ち、現在、行政広報、シティプロモーションの第一線にいる女性3名による議論を、私がモデレートします。

 企業経験、女性から見た公共コミュニケーションについても語ってもらおうと思います。

 「公共コミュニケーション学会」は「みながともに創っていく学会」にしていきます!
ぜひ、一緒に創りましょう!

◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田知行さん
人結びの場

 今日のお題は、「今日のお話を聞いてあなたが惹きつけられたところはどこですか?」



・一人ひとりが広報媒体になって行政職員が自由に住民とやり取りするなんて斬新
・協働は「弱み」の補完から始まる!
・コミット感、自分事感をいかに出すか?
・「広報」という仕事活動を通して、自分、組織、地域、日本、世界を活性化できるかも。
・人口減少を気にするよりも街に対して本気の人を増やそうという言葉。
・シティプロモーションは外に向けてというより街を本気で好きになる人をふやす
・大事なのは地域ではなく人、人が元気になること
・生き残るのは人・・・人のために何ができるか。
・政策広報とは「行政でできない事を知らせる」
・人だ!!顔を合わせる工夫と多様なメディアでつくる。  等

人結びの場

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