第73回 地域のミツバチ活動
第73回:「地域をむすぶ『社会の触媒.地域のミツバチ』活動」

第73回:「地域をむすぶ『社会の触媒.地域のミツバチ』活動」

2014年8月26日(火)午後7時から「地域のミツバチ活動とは?」「地方行脚の現場ネットワーク」に関心深いメディア関係者、経営者、財団職員、NPO代表・職員、金融パーソン、中小企業診断士、自治体職員、大学教員・大学職員、介護福祉士、ビジネスパーソン、研究者、市民活動家など28名の場づくり人が集い、対話しました。(感謝!) 詳細はこちら

◎第73回:「地域をむすぶ『社会の触媒.地域のミツバチ』活動」
                ~ 地方行脚で広がる現場ネットワーク」
   ☆ゲストスピーチ&質疑応答  井上 貴至(いのうえ・たかし)さん
     (地域力おっはークラブ運営、内閣官房職員)

人結びの場
【自己紹介】
 1985年生まれの28歳。高校生の頃、大好きな大阪に、疑問を持ちはじめました。「なぜ、路上生活者がこんなに多いのか」「なぜ、大阪の企業は東京に移転するのか」「なぜ、大阪は緑が少ないのか」「なぜ、関西には3つも空港があるのか」。それが、地方行政に関心を持ったきっかけです。

 東大の1・2年生対象のゼミで、「君たち東大生は、何も知らない。とにかく現場に行きなさい」と言われ、過労死ご遺族の方、企業側弁護士の方、米軍基地、沖縄の防空壕、路上生活者の炊き出し・見回り・法律相談などの現場に触れ、現場主義と多面的にとらえることの大切さをたたきこまれました。

 「わしら、物がない、お金がない、住所がない。なによりも、人とのつながりがないことが一番つらいんや。井上君、いつもありがとうな」と感謝され、人とのつながりこそ、セーフティーネットと気づき、地域社会から、人とのつながりをつくりたいと思いました。

 平成20年に「総務省」に入省。霞ヶ関だけではなく、都道府県・市町村の現場で働くことができます。1年目は、愛知県庁に赴任し、市町村課で市町村の相談に応じていたとろ、誘われて行った、地元のお祭りにはまりました。1年で50以上のお祭りに参加。

 お祭りで気づいたことは、多様な人たちが集まり、創造につながっています。地域には隠れたヒーローがたくさんいます。お祭りは一緒に「待つ」時間が大事。総務省に戻ってからは、週末、全国のヒーローを訪ね歩くことにしました。

【訪れたまちの事例(一部)】
■北海道剣淵町「絵本の館」
 北海道剣淵町。人口3,500人。街づくりは大人が子供にどのような考えを残し、伝えていくことができるかが大事。絵本の読み聞かせを30年間続ける。映画「じんじん」の舞台。総務省が初めて後援。

■北海道ニセコ町「情報共有と住民主導のまちづくり
 北海道ニセコ町。人口4,700人。徹底した情報共有と住民主導のまちづくりを行う。 町への規制は、将来の安心。大規模開発者には町長が必ず面接。イトウを、世界に発信できる環境教育の場に。

■愛知県豊根村「サウジアラビアとの国際交流」
 「愛知県豊根村。人口1,300人。限界集落と言われる村だが、住民が中心となり、愛知万博(2005年)以来、サウジアラビアとの国際交流を継続。愛知県の源流で、「水」に価値がある。旅館のおかみさんは、日本のお母さん。知らないことで、傷つけたくない。

■高知県室戸市「資源を活用し、組み合わせる」
 高知県室戸市。人口15,000人。海洋深層水を再活用した鮑の養殖。室戸まるごとバーベキュー。室戸の特産を集めた「よたんぼ父さんセット」を販売。

【全国の地域を訪ねて気づいたこと】
 限界集落という言葉は、トウキョウ目線。贅沢な食事、伝統ある文化、人と人とのつながり、清々しい朝、豊かな生活が根付いている。地域には、隠れたヒーローがたくさんいる。人も地域もダイヤモンド。

 一方、地域で活動する人は、地域のことしか知らないことが多い。彼らをつなげることで、新しいものが生み出せるのではないか。「社会の触媒.地域のミツバチ.活動」を始めました。

【社会の触媒.地域のミツバチ.活動】
■「地域づくりは楽しい」ブログで発信
 楽しい!ことが大事です。素敵な人・事例をみんなで共有。ネットとリアルの融合。「ブログに登場する人に会いたい」との御連絡をいただいた場合、お互いがいい関係になれば、紹介します。地域づくりに関するブログでは、国内最大級のアクセスで、市町村長も熟読、職員に配布してくれています。

 ブログで発信する効果は、「ああ、良かったな」だけではなく「何が良かったのか」、「なぜ良かったのか」を分析して、まとめ、伝えることが大切。情報を発信することで、新しい情報・仲間とつながっていきます。続けることがブランドにつながります。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/

■地域力おっはークラブ(代表:椎川忍地域活性化センター常務理事)
 企画・運営を担当し、地域の現場で活動する人が講師。その想いや理念をみんなで共有・交流して、新たな動きを生み出していきたい。聞くだけではつまらない!30の動きを目指す。席を探す、食べる、歌う、交流する、伝える等。

 公務員だけではつまらない!一つの街を目指し、50以上の職業の方々が参加しもらえるようにして「世界で一番面白い朝!」を目指しています。

次回は、9月8日(月)に、ウヤギー沖縄の近藤さん
 「沖縄の地域ブランドとして『幻の純国産コーヒーを育てる』」というタイトルでお話しいただきます。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68196862.html

■「世の光応援団」を主宰
 母校(私学大阪星光学院中学・高等学校)の卒業生を対象(クローズドな会)に就職活動をはじめる前から、社会の最前線で活躍されている方のお話を直接伺い、その考え方や行動を感じて、今後にいかすのが目的。意慾あふれる学生だけではなく、そうではない学生に対するアプローチが大事。

 「地域力!おっはークラブ」と「世の光応援団」から気づいたことは、柔道と同じで、投げるときには力を入れるが、いつもは意識して力を抜く。一人で抱え込まない。仲間を増やす。とにかく楽しむ。ストーリーをつくることが大切。実は、つながりから意外と簡単にドミノ倒し現象が起きています。

■遠野市・石巻市雄勝地区のお互い様活動
 大学の仲間を中心に、述べ500人派遣。瓦礫の撤去、物資の仕分け、清掃、灯篭流しの準備、お神輿の再建など。国家公務員の新規採用研修の一環として、希望者を1週間、遠野市・石巻市に派遣。現場体験を国家公務員の原点にしたいと思っています。

■長野県信濃町で、合宿を通じた長期的な交流
 都会の若者は、初めての貴重な農業体験をしている。地元な方々は若者に教える喜びがあり、信濃町の方が、運動会のとき大阪の学校に来て野菜を販売、息子が収穫したというブランドがあり、直で取引ができるというストーリーができます。

【まとめ】
 一歩踏み出すことが大切!
 地方自治体の強みは、総合行政。だから、縦割りはだめ。所掌事務にこだわらないで、 全体最適を意識することです。
 もう一つ、地方自治体の強みは、地域密着。地域の「隠れたヒーロー」を知っていますか。そして、地域の外にも足を運ぶことです。美味しいものを食べなければ、美味しいものはつくれない。なぜ美味しいのかを考え、仲間と共有することが大切です。

◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田知行さん
人結びの場

 今日のお題は、「あなたがみつばちになったら何と何をつなげたいですか?」



・みんな違ったコアスキルをもっている。それをつなげない手がない・・・
・みつばちの重要な役割に気づきました。飛んでいるだけでも役に立つ。
・婚活とまちづくり・・・人と人をつなぐこととまちづくりは共通項がある。
 共通項は、自らの良さに気づく、客観的な視点でみつめ直す。
・つなぐだけではなくそれをいかに発展、継続させていくかが重要
・1990年、生涯学習元年のマスコット「マナビィ」を思いだし、みつばちがつなげる意味をかみしめています。
・ヨコのつながりを意識していたが、タテ軸、時間軸のつながりの大切さを感じた。一番つなぎたいのは「命」です。
・子どもをつなげる⇒学校以外の場を!!大人をつなげる⇒会社以外の場を!!
・何と何を結びつける仕組みづくりの難しさ  等

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