第8回のご報告
2009年2月25日(水)の午後7時から第8回目の場がスタートしました。これまでで最大30名の方がお集まりくださいました。今回の場づくり人は、経営者、NPOの代表、ビジネス・プロデューサー、ビジネスパーソン、経営コンサルタント、コーチ、自治体職員、学校職員、研究者、建築家などご参集。(感謝!) 詳細はこちら 報告書はこちら
第8回のご報告
◎第8回テーマ:「アートでつながる」。
厳しい社会情勢になってきて「アート」は難しい立場にも置かれています。でも、
アートの持つ力は私たちの日常に欠かせないものではないか、と思います。早くから
まちでアートの社会化に取り組んできた中村さんをお迎えしました。
◎ゲストスピーチ:「アートでつながる」
中村 政人さん(なかむら まさとさん)
(東京芸術大学美術学部 准教授、アーティストイニシアティブ コマンドN代表)
東京・秋葉原の電気街での「アキハバラテレビ」のプロジェクトや、富山県氷見市で旅館を再生する取り組みから始まった「ヒミクリック」や「ヒミング」のアートによる地域再生の取り組みなど、中村さんが手がけてきたアートの成果を紹介していただきました。
「個人の創造力=街の想像力であり、それがシンクロする。創造力を喚起する力自体が、問題解決する力になっている」と強調し、アートの役割を説明しました。
中村さんは「アートという創造性を社会化していく」プロセスの中で、地域資源を生かして街の魅力を見つけ出し、街の人たちとつながって地域に新しい価値を生み出してきています。
アーティストは街を歩き体験し、観察することから、そこにある新鮮なもの見つけ、魅力として見せていく作業をします。例えば、氷見で取り組んだ山の上の「天空平」でのビデオアート、竹林を会場にした「竹のドームコンサート」などは、地域や人のネットワークをつくりだし、新しいコミュニケーションを創出して、地域の魅力を創り出してきました。
アーティストの訓練は、新鮮なものを見つける努力をし、新しい価値をみつけていくこと。
「こうしたプロセスがアートとして価値がある、このプロセスが、文化力であり、地域力である」と話す中村さんが、今、ライフワークとして最も力を入れているのが千代田区の「ちよだアートスクエア」。今秋のオープンに向け、どう運営していくのか、準備を進めています。
最後に、アートを軽視する日本の教育の話題になり、中学や高校でアートを学ぶ場が与えられていない現状に、「とぎれなく教育する仕組みが必要」と話し、それがどこの地域でも作られなければなやないと訴えました。
◎ 人むすびカフェ
「人むすびカフェ」は、ワールド・カフェの手法を用いて、ひとつのテーマから連想されるアイデアを出し合い、はじめての方とでも楽しく話し合いをしています。テーブルを回っていくことにより、多くの人と対話を深められます。
今回のお題は、「私たちにとってアートとはどのような存在でしょうか?」
中村さんも中に入っての対話は、日ごろアートには無縁と思われていた人も巻き込み、熱い議論が飛び交いました。話し足りない!!
「私たちにとってアートとはどのような存在か」については、
・ 人の中に内なる宇宙があってそれがアート
・ つながる力がアート
・ 創造するプロセスそのものがアート
・ アートはプロセスだ!記憶の記号化
・ Art=自由=眠っている力
などアートへの様々な意見があふれました。
私たちはアートがなくては生きられない!対話している皆さん自身がまさに「アート」でした。
◎ 最後に今日の気づき、キーワードを感想に残し、懇親会に向かいました。


