第90回 若者の活躍×地方創生
第90回 地方の仕事が若者を育てる~人材と情報が流通する仕組み

第90回 地方の仕事が若者を育てる~人材と情報が流通する仕組み

2016年1月27日(水)午後7時から「若者による地方創生とは?」「まちづくりにおける人材育成は?」に関心ある経営者、自治体職員、NPO代表、、ビジネスパーソン、メディア関係者、秘書、市民メディアプロデューサーなど14名が集い、対話しました。(感謝!)詳細はこちら

◎第90回:「地方の仕事が若者を育てる~人材と情報が流通する仕組み」
               
     ☆ゲストスピーチ&質疑応答   佐々木 喬志(ささき・たかし)
          (株式会社Foundingbase 共同代表取締役)
               http://foundingbase.jp/
        

人結びの場
【自己紹介】
 現在32歳、石巻市の創業130年の老舗墓石屋の息子です。高校2年生の時の父親から「家業は継がせぬ」の言葉で、自分で考え、起業を選択。大学生時代は週6回、夕方6時~朝6時までバーテンダーを経験。

 インターンシップ時代には惚れ込んだ社長のもとで新規事業の立ち上げのため、毎週仙台~東京を往復し、8ケ月間働きましたが、結果は、時給100円、営業半年間やって売上0円の結果しか出せませんでした。

 そこで、モノ売る力をつけるためにリクルートへ入り、26歳の時にリクルートの先輩と外国人留学生向けのサービスで起業し、30歳で、株式会社FoundingBaseを林賢司と共同創業しました。人口減少時代に、もっと若者がまちづくりに関わって学びを得る、その挑戦が日本の事業を牽引していくと思っています。

【やっていること】
 経験はほぼなく、意欲しか持ち合わせていない若者が、町長付としてまちをつくる仕組みです。人口15000人以下の4自治体と1県で、約30名の若者(20~29歳)が活動しています。

 若者に何をやりたいのか、どの地域に行きたいのか?ヒアリングをして、FoundingBaseの事務局がプロデュースし、「キーマン」として地域に滞在し、町民と一緒になって活動します。それを建築等のプロの人にもサポートしてもらいます。

【津和野町の事例】
 行政コンサルタントをしていた共同代表の林賢治が2014年から移住している津和野町では、廃校寸前だった高校が、3年間で志願倍率0.92倍まで回復。新規就農者が5年間でゼロだったのが、現在は約10名の就農者が毎年やってくる町に。役場職員が奮起し、毎月の勉強会が開催され120名中30名程度が毎回参加。U・Cバークレー卒業生が津和野にやってくるようになりました。

 国連職員を目指していた学生が、津和野町で起業し猪肉を売る事業も始めています。7800人の島根の中山間地域の町に、4年間で約100名が移住しました。

【私たちの事業と始まりの物語】
 私たちは「町づくり」と「人づくり」をする会社です。人材採用支援と事業推進支援の両方をやっています。

 共同代表の林が一人で津和野町で活動していて悩んでいたことは、一つの取組みでは社会は変わらないということでした。津和野町では急速に人口減少が進み、2015年には4000人ですが、2040年には4000人となり消滅可能性が高い。人口減少は止まらない。町内の市場縮小、福祉や教育への悪影響・・・チマチマやっててもダメだ!! 何か大きな手を打たないと、町が終わる。

 過疎化問題において、人材流出は構造的に作られています。構造変化が必要。学生にとっては仕事がないから町に残らない、仕事があったとしても町がつまらない。町の「 魅力」と「経済力」をつけないと、町が終わる。

 日本は課題解決ができる人材を求めています。不確実性に取り組める人、新しい変化を起こせる人が必要です。でも、市場には少ない。アメリカの「NPOティーチ・フォー・アメリカ」の事例のように、仕組みを作れば、優秀な人材も地方に行くだろう!

 私たちは、① 優秀な人材が成長のために大量に地方に来て、② 地方に「魅力」と「経済力」をつける様々な活動を展開すれば、③ Uターン者が増えるのではないか!!! (ついでに移住したい人も出てきてIターン者も増える?)と考えました。

 津和野町役場側にも、息子に「この町で暮らしたい」と思ってもらいたいスーパー公務員がいました。それで、大小色んな変化を、たくさん創り出そう!!と、教育と観光と農業の分野でヨソ者が新しくつくる30のプロジェトを実施し、各分野の人脈をつないだ活動を展開しています。

【私たちのビジョンと目指すこと】
 これまでの地域起こし協力隊は、「地域のお手伝いさん・地域に移住してきたお客さん」のイメージでした。それを「これまでにない新しい変化を起こす人」として、ワクワクする社会を、いま、ここから。つくることがビジョンです。

 目指すことは、新しい社会を定義することです。2020年のオリンピックの後、決まっているのは、東京の「超高齢化社会」(最初の医療崩壊は東京から始まるとも言われる・・・)

 東京とは別な形の、「新たな魅力を持った社会」を、みんなで一緒になって、地方から創っていきたい。個人の力の「大連結」で、デッカく地方を変えていこう!


◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田 知行さん
人結びの場

 今日のお題は、「映画『未来シャッター』があなたを惹きつけるポイントはどこですか?なぜ、あなたはそこに惹かれているのですか?」

終了後のご感想を一部、紹介します。


・地域「起こし」ではないのでは。もっとダイナミックな人生をはじめるトータルな「やる気」が地方創生なのでは。
・何か一つの分野に特化しても・・・多方面に活性化しないと変わらない。
・人づくりの場としての地方の意義 外からの刺激の必要性
・とがった人間をつくるには、Oターンかなと感じる。
・子どもが「まちがおもしろい」と思えるまちづくりを!
・「地域起こし隊」がいい   等


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