第95回 ご近所コミュニティ
第95回:「加速する都市化の中にある『ご近所コミュニティ』」

第95回:「加速する都市化の中にある『ご近所コミュニティ』」

2016年6月14日(火)午後7時から「ご近所コミュニティについて考えたい」「地域密着型SNSの可能性は?」に関心深いNGO職員、NPO職員、研究者、弁理士、ビジネスパーソン、大学院留学生、市民メディアプロデューサーなど集い、対話しました。(感謝!)詳細はこちら

 高層マンション暮らしが増えつつある都心で、地域密着型のSNSを活用した「ご近所コミュニティ」の活動が、各地で活発になっています。きっかけはネット情報からのつながりでも、リアルな地域の出会いの場を広げて、新しい形の「ご近所づきあい」を深めているのが、東京都の沿岸部、勝どき(中央区)と豊洲(江東区)です。

 住民の一人、矢野晃平さんが立ち上げた、地域SNS「 PIAZZA 」について、都心の住民が地域SNSをどう使って「リア充」に役立てているのか、そのために運営者としてどんな課題があるのかなどを伺い、地域的つながりを甦らせている地域SNSの役割を考えました。

◎第95回:「加速する都市化の中にある『ご近所コミュニティ』
                   ~地域密着型SNS<PIAZZA>がつくるリアルな出会い~」
               
  ☆ゲストスピーチ&質疑応答  矢野 晃平さん(やの・こうへい)さん
                     (PIAZZA株式会社 代表取締役CEO)
                     https://www.piazza-life.com/
        

人結びの場
【自己紹介】
 カナダで建築・都市設計を学び、投資銀行にて5年間、M&A、アドバイザリー業務等に携わったのち、東証一部上場オンラインゲーム会社で経営企画業務に従事してきた。
 アメリカ、カナダ、イギリス、オランダで人生の半分以上を過ごした。2015年、PIAZZAを設立。家庭では共働き世帯の2児の父として育児と仕事を両立している。

【ご近所コミュニティを意識したきっかけ】
 子どもが事故に遭い、「もう歩けないかもしれない」と思った辛いときに、ご近所の方の「ご近所なんだからできることあったら言ってね」の言葉に、ありがたく、同時にご近所のことを何も知らないことに気づいた。今は子どもは大丈夫だが、そのときの経験がきっかけとなった。

 まちの商店は、売上の7割以上は地元から得ている。しかし、集客、リテンション、求人の意味でも安く・タイムリーにまちへ効果的に情報発信する方法がない。これまでもチラシ、地域新聞、フリーペーパー、口コミ、町内会、ラジオ、web媒体、SNSなどあるが、一長一短がある。

 まちの住民も商店も困っている。グローバルに繋がれてもローカルに繋がれていないのではないか?

【PIAZZAとは】
 イタリア語のPIAZZAは、日本語では、「ひろば」の意味。
 一般的な日本の「ひろば」では駅を中心にひろばや商店街があり、人の流れはあってもひろばには人がたまらない構造になっている。
 イタリアにおけるPIAZZAは、カフェなどもあり、街の中に、人々の心の中心地となるような、想いやりあふれる都市空間になっている。そこは自分だけの空間である。

 「ひろば」が何のためにあるかといえば、市民の「生活の一部」として存在する都市空間であり、そこに住む市民が交流、憩い、取引、発信を自由にできる場所としてある。自宅のリビングの延長上にあるもの。

 「市民の生活の中心地」をオンライでできるのはないか?と思い、立ち上げたのが、地域SNS「 PIAZZA 」。

【ご近所コミュニティ2.0】
 30~40代のファミリー層の新住民を中心に、この地域SNSで情報の交換を始め、「まちのイベントやレストラン情報の共有、おすそ分けや不要なもののシェアなど、情報やモノのやり取りをしている。「まちのことはご近所に聞こう」と相談できたり、パートナー店からは新しい顧客の開拓につながっているという声もある。

 情報やモノのやり取りを通じて、隣人への思いやりやコミュニティを育む」 住民同士のつきあいを豊かに生み出している。現在は2500人が登録し、月間10万プレビューである。年齢構成比は、30~40代が80%。最高齢は78歳。

【私たちのミッション】
 ①地域情報の可視化
 ②有事の際にも有益なご近所ネットワークの構築
 ③ローカル経済の活性化

 まちづくりは、ハードからソフトに変わった。私たちの仕組みは、人口流入が激しい振興のまちでコミュニティが構築されるときに有効。ただ、仕組みに価値はない。コミュニティにこそ、価値がある。


◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田 知行さん
人結びの場

  今日のお題は、「SNS時代の『ご近所コミュニティ』はどんな可能性を拓くでしょうか」 思い思いに語り合いました。

終了後のご感想を一部、紹介します。


・実際に住んでいる人の実感によって、ご近所が評価される時代
・地域SNSの第2ムーブメントが起きそうだと実感。そこに地域通貨も絡むのか?
・地域情報の可視化  まち評価ツール
・伝統的なコミュニティ(きつい人間関係にしばられる)ではなく、現代的コミュニティ(ゆるい人間関係、共通の関心事でそのときどきにつくるコミュニティをつくること)が必要
・SNSのシステムではなく、出会いの機会、きっかけを作り、信頼できる関係づくり 等


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