第99回:「ローカルメディアのつくりかた ~人と地域をつなぐ」

第99回:「ローカルメディアのつくりかた ~人と地域をつなぐ」

2016年10月25日(火)午後7時から「ローカルメディアのつくり方を知りたい」「面白い事例は?」に関心深い経営者、NPO代表、コーチ、教員、ビジネスパーソン、メディア関係者など18名が集い、対話しました。(感謝!)詳細はこちら

◎第99回:「ローカルメディアのつくりかた ~人と地域をつなぐ」
               
  ☆ゲストスピーチ&質疑応答  影山 裕樹(かげやま・ひろき)さん
                (編集者、プロジェクト・エディター)
                http://www.yukikageyama.com/ 
        

人結びの場
【自己紹介】
 一般書の企画・編集をしています。芸術祭にも関わっていて「十和田奥入瀬芸術祭」「札幌国際芸術祭2014」「さいたまトリエンナーレ2016」など各地の芸術祭やアートプロジェクトに編集者、ディレクター、アーティストとして携わっています。


【地域のニーズはどこにあるか】
 全国各地のフリーパーパーやPR物の作り手にインタビューしました。  ポイントは、3つです。
 ①地域の魅力の発見 「観察力×コミュニケーション力」
 ②発行形態の実験 「本・雑誌の新しいかたち×届けかた」
 ③よそ者と地元の人の関わり 「地域の人×よそ者」



【ローカルメディアはどんな人がつくっているか】
 ①自治体
  例)北九州市の情報誌『雲のうえ』(北九州市の魅力を発信)

 ②地元企業
  例)滋賀県近江八幡市の菓子舗「たねや」の広報誌『ラ コリーナ』
   (に貢献)集客を求めない写真に凝ったコンセプチュアルな雑誌づくりで地元)
  例)『食べる通信』
      (会員制の定期購読システムで読者の上限をしぼり、生産者と消費者の距離感を縮める)

 ③NPOなどの市民団体
  例)志賀直哉で有名な城崎温泉の若旦那たちがつくったNPO「本と温泉」による
   そこでしか買えない『温泉文学』(カニシーズン以外にも人の集うまちづくり)

 ④個人 
  例)福岡の宅老所よりあいの『ヨレヨレ』
   (Uターンした編集者が世話人をしながら記憶でつくった雑誌)
  例)『みやぎシルバーネット』のキラーコンテンツは「シルバー川柳」36000部
      (病院や老人クラブの人とつなぐ)

  【ぼくが考えるローカルメディア】
 元祖地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の森まゆみさんは、「ローカルメディアの果たす役割を送り手と受け手の互換性、情報は双方向に行き来する」と言っています。
 東京の出版ビジネスとの違いは農家と同じ。畑を耕すように地域を耕すこと。地域に根ざすプロセスが、そのまま作り手がこのまちで生きていくための「パスポート」になります。

 地元の日常に潜むネタを面白いと言える感覚をもっていること。でき上がって終わりではなく、地域の人と人がつながるプロセスを大事にし、地域に特化した流通の仕方を発明することです。


◇人むすびカフェ  ファシリテーター  角田 知行さん
人結びの場

  今日のお題は、「あなたがワクワクするローカルメディアはどんなものですか?」

終了後のご感想を一部、紹介します。


・ワクワクするローカルメディアは、作り手がワクワクしなければ読み手もワクワクできる媒体にはならないとあたりまえだが、あらためて気づいた。
・自分にとってワクワクすることはIdentiteyの変化につながることだと気づいたこと。
 人と人のつながりによって(メディアも含む)人間は変化するということ。
・分断されているコミュニティをメディアの力でつなぎ合わせる必要性
・ビックデータを活用していけば必要な情報がかなり配布されることが可能だけれど、個人情報をどこまでというところがネック
・ローカリティの良さと限界について考えさせられた。
・地域=世代を超えることができるメディアが求められている。紙メディアが今、役割を果たす 等


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