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第79回:「人と自然と結ぶ『森の演出家』の役割」

第79回:「人と自然と結ぶ『森の演出家』の役割」

2015年2月17日(火)午後7時から「森の演出家とは?」「人と自然を結ぶ「森育 」「食育」「人育」を応援したい」と思う団体職員、NPO代表、経営コンサルタント、ジャーナリスト、ビジネスパーソン、行政書士、野菜ソムリエ、食育専門家、県人会代表、地域レポーターなど24名が集い、対話しました。(感謝!)

◆第79回:「人と自然と結ぶ『森の演出家』の役割 ~ 「森育」「食育」「人育」事業の展開」

☆ゲストスピーチ&質疑応答
土屋 一昭(つちや・かずあき)さん<東京最後の野生児 東京マウンテン「森の演出家」>

人結びの場 【自己紹介】
 鳥と会話をし、ヤマメを素手で採る野生児です。東京都青梅市の自然「御岳山」にある築150年の古民家を拠点に「森の演出家」として古き良き日本文化と自然体験を行うサービスを提供する事業をしています。「森の演出家」という言葉は、TVに出演するなかで、生まれました。これで自分も頑張れると思いました。

 していることは、自然と生きることを知るネイチャーガイド、奥多摩町認定「森林セラピーアシスター(第一号)」、自然観察指導員。健康ウオーキング指導士の専任講師。もともとそば職人なので、そば打ち講師、古民家で都会に疲れた人への癒しのイベントを提供する他、小学校での環境学習講師などもしています。

 自然を扱った番組のコーディネーター&出演も数々してきました。「ザ!鉄腕!ダッシュ!!」日テレは今も出演しています。

【東京のオアシス:奥多摩町での森林セラピー】
 多摩町は町内全域が秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、広大な森林と数多くの渓谷に恵まれた自然豊かなところです。全国巨樹調査で 981本の巨樹を確認されており「日本一巨樹の多いまち」です。

 森林セラピーでは、「観る体験」と「聴く体験」で五感を研ぎ澄まします。ぼくが、口笛で呼ぶと鳥が集まってきます。自然の野鳥との会話に耳を傾けてもらいます。
 日本水源の森百選にも選ばれている森で、深呼吸をするとリラックス効果が得られます。

【森の演出家のコンセプト】
 豊かな自然、その土地にある伝統と魅力から様々なコンテンツを掘り出し、心の中に失った「気づき」や「豊かさ」を体感して頂くため、3つの理念に基づき専門的なサービスを提供しています。

 「森育」=そびえたつ木々、山からしみだす清らかな水、そして大地に転がる石たち。森に生きる鳥や、動物たち、花々と共に、今、この瞬間を生きる森と会話をする時間を提供します。

 「食育」=食べるという自然との接点です。 豊かな森にある命が私たちを生かしてくれている。その恩恵に、もっと深く、もっと感謝できることが豊かな時間を作り出します。

 「人育」=すべての人の、すぐ傍にある、自然の力。その「自然を感じる心」を育て、もっと身近に感じる体験を提供します。 私たちは、自然と共に生きる仲間を増やしていきます。

【活動】
 古民家を活用して、空き家の解消を図り、新たなコミュニティを作り出し、地域の活性化につなげています。築150年の古民家は自分で手直しをして、檜風呂があり、ニワトリを飼い、裏には畑があり、地元の方を講師にお招きしながら、地元食材でつくった料理を食べ、地域の方々や青梅の若者たちと飲ミュニケーションしています。ストレスがなく、人もリラックスできます。

 都会にはない空気感で、ソバ打ち体験や味噌づくり教室、ヨガ教室などワークショップをしています。ネイチャーガイドやアウトドアウエディングのコーディネートもしています。  

 以前、都会の生活に疲れ、ウツになった人が畑で草むしりをしていたら、最初無気力だったのが3日目くらいから目が輝きはじめました。
 人は「自然界に生かされている」ことへの感謝、そして畏敬の念を、心の中に取り戻すことができたら、 潤った心の人たちによる、 豊かな社会が創造できると信じています。

 ぼくは、自然から命をもらうということを伝えることが天職です。

◇人むすびカフェ ファシリテーター  高重 和枝
 今日のお題は、「人の心に“森”を育てるには?」ご感想を一部、紹介します。

・皆、森・心・五感を使っていない
・森は遠くではなく、記憶や想像することの中で身近に感じられること
・森を心の中に育てよう♪ 気になる  木になる
・深呼吸することからスタートすればいいかなと思いました。
・自然・人との関わり 自然そのもの=人そのもの=全てつながっているということがより痛感される瞬間がありました。
・草むしりをすると人は元気になる
・ありのままでないと生き残れない。
・森だけではなく、森、川、海のつながりがやっぱり大切。多様であることを受け入れること。(人も生き物も)  等


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